「社会保険労務士事務所 西」開業のワケ

こういった仕事を長年行っていると、ましてや資格があると、周囲のいろんな人から、労働環境や雇用関係の相談や雑談を持ちかけられます。雇用者側からの雑談、労働者側からの相談。

いろいろ話を聞いていくと、「日本の企業、特に中小企業においては、最低限の法律さえ守れていない事がなんて多いのか」と愕然とします。法律違反と解ってやっている会社もあるでしょう。でも、私は知らず知らずのうちに法律違反をしてしまっている企業がほとんどなのでは無いか、と思っています。

『法律違反と知らず、会社の昔からの慣習で』『ネットにあふれている節約情報などを鵜呑みにして、法律違反では無いと思っていた』そんな理由で安易に法律違反をしてしまっている。でも、現在はいろんな情報が簡単に調べられる時代です。その何気なくやっている従業員への行動が、法律違反であるかどうかもすぐに調べられてしまいます。

まして、現代は普通の人がSNSで気軽に発信できる時代です。会社の法律違反を受けた労働者が、労基署に相談し違法行為であることを確認した上で、会社の実名が解るような形でSNSで発信したら・・・。

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地道な努力で築きあげてきた会社の信用やイメージが大きく崩れてしまいます。またそれによって会社の業績が落ち、従業員を雇い続けることが難しくなったり待遇を落とさざるを得なくなったら、会社も労働者も不幸です。

労働関係の法律は、必要最低限のものとして規定されていますから、必ず守る必要があります。その上で会社としてすべての労働者に対して持続可能なより良いルールを一緒に考えていきたい。従業員が安心して希望を持って働ける会社の未来は明るい。そう考えています。

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